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店主の言葉

お客様への感謝の気持ちと、そばの魅力

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この度は「出石そば いづも」のホームページをご覧頂き、まことにありがとうございます。 このようなインターネット上という事に、少し気恥ずかしさもございますが、ご挨拶をさせて頂きます。

1962年、長田区庄田町で大衆食堂の次男坊として生まれた私は、幼い頃から父の背中を見て育ってきました。 食材の仕入れ、仕込み、仕出しの配達、寄合への出席。 特別、私をかわいがってくれた父は何処へ行くにも私を連れて行ってくれました。 人一倍の働き者で負けん気が強く、街の方々や弟子たちに慕われている父は私に取って尊敬できる父親でした。

私が中学生の頃、父は大衆食堂からそば屋への道を歩み始めました。
父は当然のように私にもそば打ちやダシの取り方などを厳しく教えてくれましたが、
思春期で反抗期でもあった私は素直にそれを受け入れる事が出来ませんでした。

「もっと楽な仕事があるんじゃないか」
「もっと華やかなカッコいい仕事があるんじゃないか」
職人気質の父とギクシャクし始め、反対を押し切って関東の大学に進学しました。
かっこつけて自力で進学したものの、大学生活は日々の生活費を稼ぐ為のバイトに消費され、何をする為に進学したのか分からなくなっておりました。

そんな中、人手が足りなくて父の店を手伝っていた時、お客様にこう言われました。

「ほんとうに美味しいおそばをありがとう。
いつもココに来るのを楽しみにしているんです。
ごちそうさまでした。」

決してお愛想では無い、心からのお客様の言葉でした。

衝撃でした。

自分が喜ばせた訳では無いのに、頭の先からつま先まで、身震いする程の感激が貫きました。
押えきれずにその事を伝えると、父は黙ったまま、静かに笑っていました。
お客様の喜ぶ顔を見るために全てを捧げた男の顔でした。

同時に今までの自分が物凄く幼稚で中途半端だった事に気が付きました。
しっかりとした目的も持たず、
何も吸収する事も無いまま過ごしたきた日々がとても恥ずかしく思いました。
父の大きさに改めて気付き、その背中を追う事を決意したのです。
私の「そば屋として生きていく決意」が生まれた瞬間であったと思います。

大学を出た私はすぐに地元に戻り、父の元へ弟子入りし、
それこそ寝る間も惜しんでそば屋としての修行にはげみました。
簡単な道ではありませんでしたが、挫けそうになる度にあのお客様の言葉を思い出し、
頑張ってきました。
そして今から24年前、1986年9月に結婚と同時に独立し、今の店を構える事が出来ました。

父から教えて貰った背中と、自分で感じた喜びを見失う事無く、
幸運にも私の思いを理解してくれる従業員に囲まれ、
お客様の満足と笑顔を一番に考える理想のそば屋へと成長しつつあります。

とても難しく、そして挑み甲斐のある「そば屋」という仕事と、
お客様一人ひとりとの繋がりを感じる事の出来る喜びを与えてくれた、今は亡き父と、
そしてこんな私のお店に通ってくれるお客様への感謝の気持ち。

「そば」という食を通してお客様に感動と満足を与えられる味とサービスを私の使命と考え、
これからも精進してまいります。

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1984年 有限会社出雲 入社
1986年 出石そば いづも 独立開店
2002年 有限会社出雲 入社
2003年 有限会社出雲 代表取締役就任
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